「どういう事ですか?」
「本当のあたしの父さん…あたしが生まれる2ヶ月前に死んでるの」
「…」
拓海はあたしを抱きしめた
あたしは自然と涙が出る。
「あたしも本当の事はよく分からないんだ…あたしが…小4くらいの時に母さんの日記を見ちゃって…そこに書いてたんだ。それで…なんで今の父さんと母さんが結婚したのかは分からないけど…でも…!!」
あたしは自分の目から流れる涙を手でぬぐい、鼻水をズズッとすすった
「あたしは…父さんに愛されてなかった…!!」
「そうですか?」
拓海はあたしの目を見つめた
「本当に…愛していない子供に“愛”って名前をつけますか?」
「だって!父さんがあたしの名前を“愛”って決めたかどうかなんて分からな…」
「分かりますよ」
拓海はあたしが言っている途中で答えた
「分かるわけないじゃない!!」
「わかります。あなたのお父様に聞いてきたんですから。」
「は?」


