その日の朝、目覚めたら拓海はまだ寝ていた
あたしはお母さんが心配しているだろうと思って書き置きだけ残して帰った
「ただいまー」
「おかえりー」
「お姉さん!」
家には拓海のお姉さんがいた
「旦那とケンカしてさ」
「あははっ!」
「お帰り愛ちゃん、昨日は病室に泊まったの?」
「はい。連絡できなくてすいません」
「いいのよ。ちゃんと甘えてきた?」
「はい…まぁ」
あたしは笑いながら自分の部屋に向かった
まぁ赤ちゃんも一緒に暮らすから赤ちゃんの物が多いんだけど。
部屋にある大体の物は拓海が買った
拓海は買い物に行けないから通販だけど。
女の子だと思ってるから全部ピンクだし
可愛いからいいけど、だからって…
「買いすぎだろうこれは…」
部屋の半分以上は赤ちゃんの物だ
「あと2ヶ月か…」
先生の命のタイムリミットまで2ヶ月
赤ちゃんが生まれるまで2ヶ月
長いような短いような。
でも私にとってはとても短く感じる
短すぎる。


