そしてその拳はハゲセンコーを直撃していた。






「何するんだね五十嵐先生!!!」







「それはこっちのセリフです!
 私の生徒をバカにしないでくれと言ったでしょう!」






「このことは理事長に言わせていただきます!」








「どうぞご勝手に!私は後悔なんてしてませんから」







ダッ






ハゲセンコーは口から血を流したまま生徒指導室からでていった。







私は呆然とするしかなかった。