「ヤダなー!何いってんの愛!」
美香は笑って信じられないという顔をしている
確かに信じられないのも分かる
だってあたし達はまだ16歳だ。
「ホントなんだ…4ヶ月前に結婚した」
「愛、本当なんですか?」
歩美の目は悲しそうな、嬉しそうな複雑な目だ
「うん…」
「待って…待ってよ!だとしたら相手は誰なの?」
美香は大慌てだ
これがいいにくいんだよなぁ…
「…五十嵐先生」
「はぁぁぁぁぁぁあ!?」
美香の声が響いた
「愛、それ本当なんですか?」
「うん。コレが証拠…」
そういってあたしはこの前とった結婚写真を見せた
「コレ見せられたら信じるしかないですよね」
そういって歩美はその写真を美香に渡した
「愛…」


