【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~

「失礼だよ先生…!!」



あたしは先生の頭を叩いた



あたしの暴力的なトコは残念ながら直らなかった



「はは。すいません」



「…明日は美香と歩美と桜が来るからもう寝るね」



「一緒に寝ます?」



「先生が寝たいって言うなら」



あたしはちょっと先生に意地悪してやった



「まぁ私はいいですけどね」



「余裕ぶって…」



「ははっ」



「先生、先に寝てるよ」



「はい。私も後で行きます。ゲホゲホッ」




先生はちょっと苦しそうに咳きをした



「先生、大丈夫?風邪?」



「実は微熱なんです。やっぱり一緒に寝るのはやめましょう」



「うん…ちゃんと病院いきなよ?」



「はい」



そしてあたしはベッドへ先生はお風呂へ向かった



この時、あたしと先生は何も気づかなかった



幸せすぎて、幸せすぎて、何も気づかなかった



思いもしなかった。



まさか先生に悪魔の手が忍び寄っているなんて…