「先生っ!」
扉を開けるとそこにはあたしが選んだタキシード姿の先生がいた
あたしが先生に選んだタキシードは
やっぱり純白
先生に蝶ネクタイはあわないからネクタイにした
先生は結構体型がガッチリしてるから
あえてスレンダーなタキシードを選んだ
そしていたってシンプルなデザイン
なんといっても先生に似合っていた
「ここで“先生”は辞めませんか?というかこれからも」
「もう“先生”って呼ぶの慣れちゃったし」
「一生“先生”なんてイヤですよ」
「ははっ」
「ドレス…似合ってます。あとタキシードありがとうございます」
「先生こそ…」
「じゃあ行きましょう」
先生はあたしに手を差し伸べた
「うん…」


