「え?プレゼント?あははは」
…ないんだな。
「そうだ!先輩はどんなドレスを着るんですか?」
桜が話題を変えた
「分かんないんだよね。先生が選んでくれたから」
ドレスの事は着る直前まで教えない事にした
「え!?お前拓海にまさかせたのか!?」
大ちゃんが顔色を変えた
「うん」
「お前…拓海のセンス知ってんのか!?」
「う…うん」
「お前覚悟しとけよ…」
…何だか急に心配になってきた
「失礼します」
そういって入ってきたのは30代後半くらいのおば…お姉さん
「ドレスの準備ができましたので着替えに行きましょう」
「はい」
「先輩!私達は待ってますね」
「うん」
あたしはちょっとだけ覚悟をしてドレスを見に行った


