気づけば朝になっていた。







あたしは、ケンカをしてそのまま寝てしまったらしい。







そして近所の叔母さん達があたしに向かって何かいっていた。







「ちょっと見てアレ。」

「きゃっ…血みどろじゃない…」

「息…してるのかしらねぇ??」







「うるっせえなぁ!ババァども!!
 どっかいけよ!えぇ!?」







「あらヤダ。心配してるのにねぇ?」

「親はどんな教育を今までしてきたのかしらね」






親の教育??




教育なんてされた覚え1回もねぇけどなァ


あたしは…





世の中にどれだけ嫌われて生きていけばいいのだろう。





しかし、嫌われてなどいなかった。







私にはチャンスが与えられたのだ。

君と出会うチャンスが―…