【完】アップルパイ。~先生ト不良少女ノ恋~


優姫の遺体は誰だかわからないほど残酷な姿だった。




漆黒のように黒く美しかった髪は焼け焦げ。




小さい鼻は飛行機が落ちた衝撃でなくなっていた。




淡いピンク色の唇は焼けて黒くなっていた。




くりくりの目は…片方がなかった。




オレも拓海もその姿は見ていられなかった。




しかし、オレには伝えなければいけないことがあった。




オレは優姫に向かって言った。




「優姫…好きだよ。大好きなんだ。」




優姫は片方の目でオレを見つめているようだった。




「なぁ優姫…何か言ってくれよ。なぁ」




オレは大粒の涙をこぼした。




同時に拓海も泣いていた。




優姫の両親も泣いていた。




皆…泣いていた




「優姫…優姫…」




オレは何度も何度も優姫を名前を叫んだ