夕暮れ

「俺たち…バカだな」

俺は小学生みたいに
体育館で座る三角座りをしながら呟いた。



「ずっと一緒に居ような」


昇は
目を細めて微笑んで
優しく言った。




「そういうことは、彼女に言えよ。即おちるぞ」
少し目線をはずしながら答えた。


「彼女には、そう思わないから言わない。」


「まぁ、友情は一生モノだ。大丈夫。」


「…そうだな。」


微妙な間が空いた。


「とにかく先輩のことは、昔のことでちょっと可愛いかな~って思ってた程度だから」

気まずい空気を
断ち切りたくて
また話をぶり返してしまった。


間違いだったかもしれない。