「聞かねぇ…何も言うな」


俺は布団にうずくまった


昇は
タバコを灰皿に押し付け
火が消えたことを確かめると
俺の方に近付く






「眞奈のこと…好きになれると思った。でもそれは…猛の次にって割り切った上だ。」


「何言ってるか分け分からねぇ」


「猛が眞奈を本気なら…俺…」


「やめろよ!マジで冗談だって言ってるだろ!」



布団から
顔をだして
昇を睨んだ




「でてきた」

昇は
そう言うと
少し笑った。


やられた・・・。

作戦かよ!