夕暮れ

「昇…あの子のこと、マジですきなの?」

部屋で缶コーヒーを飲んでいた昇の手が止まる


「どういう意味?」

表情を変える事なく答える

「あんまり彼女の話ししないし、会ってる感じしないからさ…」

「学校で会ってるよ」


「…そうじゃなくて…もっとあるだろ?こう…」

ガンッと缶コーヒーを置くと
昇は
こちらに来た

「そんな話し聞きたいの?欲求不満?」

俺の目をしっかり見てくる


「そうじゃないよ…ただ…」

そう言うと
昇は割る様に入ってきた

「疑ってるくらいなら察しろよ。なんで俺の努力を無にするんだ?」

ちょっと怒ってる


「努力って、わけわかんねぇ」


「あんな女好きじゃない」

昇は
はっきり
そういった