わたしが
昇を想うように
トオルを
好きなわけではない


猛が
想ってくれたようには

トオルは
わたしを
好きではない




わかっている


でも

彼は癒してくれている




昇には
愛されなかった


猛には
愛されすぎた


ただ



それだけ。