「…平井のせいでやっぱ受からんかったじゃんっ。何だよー、自分だけ受かっちゃってさぁ。」 帰り道、ハルトが俺の肩を小突いた。 「人のせいにするな。」 俺はちょっとむくれながらハルトにぶつかった。 「多少責任感じるだろ。」 「悪い悪い。冗談だって。」