「貴子さん、ここはひとつ、策略を考える必要が有りますね」
幸が人差し指を立てながら、ちょっと悪戯っぽい表情で皆に話した。
「ほう、策略、言ってみ?」
あたしは、極めて冷静に幸に聞き返す。
何にしても幸の策略だ…あたしはあまり期待できないと思いながらも話を彼に振ってみた。
「貴子さん、ずばり、色仕掛けです!」
ほ~らな。駄目だ…
「なによ幸、その色仕掛けって言うのは」
「つまりですね、現状を打開する為に、科学部に、生徒会側の人物を取り込んでしまおうと言う計画です」
「生徒会側の人物?」
幸が人差し指を立てながら、ちょっと悪戯っぽい表情で皆に話した。
「ほう、策略、言ってみ?」
あたしは、極めて冷静に幸に聞き返す。
何にしても幸の策略だ…あたしはあまり期待できないと思いながらも話を彼に振ってみた。
「貴子さん、ずばり、色仕掛けです!」
ほ~らな。駄目だ…
「なによ幸、その色仕掛けって言うのは」
「つまりですね、現状を打開する為に、科学部に、生徒会側の人物を取り込んでしまおうと言う計画です」
「生徒会側の人物?」