あたしはこそこそと自分の席に戻る。


幸も無言で自分の席に、すとんと座った。


兎にも角にも、これで一仕事終わりで有る。

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あたしの改善案は、意外な事に生徒会長が受理した、但し…


「これを破ったら、即、廃部ですからね!」


との厳しいお言葉付きでは有ったが。


そして、幸は、再び実験の日々に戻る事が出来た。


幸の瞳に生気が戻った様な気がする。


そしてこの一見は一先ず沈静化するかの様に見えたのだが…

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幸は爺を捕獲する計画を変更するつもりは無い様だ。


現に休み時間は、なにやら訳の分からない機械を弄り回して、ひそかにほくそ笑んでいる。

うむ、これは油断してはいけない。

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