感方恋薬-知られざる月の館-

あたしは巻き込まれただけなのだと。科学部改めオカルト研究会とは何の関係も無いのだと。


あたしは何故、こんな理不尽な扱いを受けなければならないのだろうか。

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夕食済んで、宿題やって、お風呂入って、パジャマに着替えて自分の部屋のベッドにどてんと寝ころんで天井の模様を見ながらあたしは理不尽な今日の出来事を反芻していた。


うん、どう考えたって、あたしの責任じゃぁないよな。


などと考えて居たら、部屋の中に人の気配。


「爺?」


「うむ、わしじゃ。、いや――参った参った、困ったもんじゃのう最近の若い者は、後先考えずに無茶しおるわい」


口では参ったと言っているが、その口調には参ったなんて感情は微塵も無い。