まったりと、のどかうららか昼休み。

その学校の教室で、恋占いの運勢模様。

『タロットカード』は別れのカード。


―――ありゃあぁぁぁ(|||ノ`□´)ノ!!~


あたしとあたしの正面に座った蒔絵の表情が凍りつく。


やってもうたと思っても出てしまった物は仕方がない。


「ま…まぁ、占いだからね、あくまでも」


あたしはその場を取り繕うために、あたふたと机の上に広げたカードと自分が持っているカードをぐしゃぐしゃに混ぜて

「ほ、ほらね、無し、今のな~し」

と、明るく彼女に微笑みかけるが、その表情はさっきから凍ったままでぴくりとも動かない。


――何故か?