ある花火大会に誘われ、二人は手をつないで初々しさに包まれながら人混みを歩いた。

二人で居る世界は幸せであふれていた。

何をするにも嬉しくてウキウキしていて、二人は笑みが絶えなかった。

下宿できない彼はよく私の家に泊まっていく。ベッドが狭くたって、寂しがり屋な二人にはちょうど良かった。