キスに恋して…最終章

「楓、幸せになれよ」


私を見ながら一言そう言う直哉


「あり…が…とう」


次に彼に向かって一言


「楓を大切にしろよ」


直哉はそれだけを言うと、後ろを向いたまま手を挙げて、入ってきた入り口へ向かう


会場は拍手の嵐


私の目からはビックリサプライズと共に、直哉からかけられた言葉で涙が止まらない


涙で霞んで見える直哉はそのまま静かに出て行った