キスに恋して…最終章

少し前の私なら、きっと謝って走って逃げてる


でも、好きって言える勇気が凄いことだと知ったから、伊達くんの気持ちから逃げることは、伊達くんに失礼だと思って、私も自分の気持ちを話した


「ありがとう…気持ちは嬉しいけど…私、直哉が好きだから…ごめんね」


「いえ…僕こそすみませんでした。話せて良かったです」


伊達くんはニコッとして静かに右手を出してきた


私も右手を出した


軽く握手


「じゃあ…」


伊達くんはそのまま階段を下りて2年の教室に戻っていった