―不可能な共存―

「どうした?」



少女は一度うつむき、再び南條の顔を見た。



「岩佐木組の本拠地なんて聞いてどうすんの?乗り込もうとか思ってないよね?」



南條は少女に真剣な眼差しを向け、すぐにニッコリと笑った。



「心配すんな」



少女は南條のその言葉を聞いて、一気に泣き顔になった。



「あんた何考えてんの?!バカじゃない?!相手は岩佐木だよ!!ただの教師がヤクザに勝てるわけないじゃん!!」



少女は南條に岩佐木組の本拠地を教えてしまったことを後悔した。



南條はまだ笑ったままだ。



折れないモノを心に秘めているような表情。