―不可能な共存―

相変わらず汚い部屋。



玄関を上がると、南條は寝そべってテレビを見ていた。



「だらけすぎだろ」


「別にいいだろ。俺の部屋なんだから」


「まぁ、どうでもいいけど」



少女が本当にどうでもよさそうに言うと、南條はテレビを消し、起き上がった。



「なんか飲むか?」



少女はうなずく。



南條は、すぐに2つのカップを持って台所から戻ってきた。



1つのカップを少女に差し出す。



温かいミルクティー。



「テツの居場所、わかったのか?」



少女は首を横に振る。



「それはまだわかんないけど、岩佐木組の本拠地ならわかった」



南條は驚いた表情を見せた。



「お前、すげぇな。仕事早いし。で、岩佐木さんはどこでお仕事してらっしゃるの?」



少女はその場所を口にした。



「うわ〜、なんていうか…まんまだな」



少女は不安そうな顔を見せた。



南條はすぐにそれに気がつく。