―不可能な共存―

「頼む」



南條は床に額をつけている。



少女は南條のこんなに必死な姿を見るのは初めてだった。



テツ…



ごめん…



あたしはこの人を助けたい…




自分の学校を守りたい…



あんたの被害に合うのはあたしだけでいい…



少女は南條を選んだ。



「わかった。でも、居場所は本当にわかんないんだ」



南條はもう一度深く頭を下げ、しっかりした表情で顔を上げた。



「ヤツがよく行って場所ならわかるか?」



少女は少し考え、何かに思い当たった。