―不可能な共存―

「だったら、どうして薬なんかに手を出したんだろうね」


「ホストになるずっと前からやってたんだと思う。


薬を買う金を稼ぐ為にホストになったんじゃないかな。


俺が気付く何年も前からやってたのかもしれない。


もっと早く気付いてれば…」



あたしはコウスケの頭を後ろからはたいた。



「今お前が自分の事責めたって状況は変わんねぇんだから、後ろ向きになるな」



コウスケは驚いた顔であたしを見ている。



もういい。



仮の姿は疲れた。



「あんたの前ではセンセイの顔してらんない。あたしはもともとこんなんだから」



これからはコウスケと腹を割って付き合っていこうと思った。


こんな大きな問題、『センセイ』では無理だ。



「その方がいい」



コウスケはすんなりと『あたし』を受け入れた。