―不可能な共存―

「わかった。なんでも答えるよ」



コウスケは安心したように数回頷いた。



「やっぱ悪い事した?」


「そりゃぁまぁ、それなりに」


あたし昔何やったっけ?



いろいろやらかしすぎて思い出せない。



「例えば?」


「今それ考えてたんだよね。


あぁ…


センセイ殴り倒して逃げた事もあるし、テレビ万引きしたり、あとは言えない事も多々」



自分で言って恥ずかしくなった。



あたしは何をしていたんだ…



救えないバカだな…



「じゃぁ、薬も?」



コウスケが何を言いたいのかがやっとわかってきた。



兄貴の事を相談したいのだろう。



「やってないって言ったら、ウソになるかもしれない」



隠そうと思えば隠せた過去の話をコウスケにしてしまったのはなぜだろう……