―不可能な共存―

「で、あんたたち何の曲やるかもう決めたの?」



早くもギターをいじり出しているヤマトに聞いた。



元々弾けるらしく、扱い慣れている様子だ。



「まだ。なんかいい曲ない?」



ヤマトとはテキトーなコードを弾きながらあたしを見ずに答えた。



すると、ツバキが少し恥ずかしそうに口を開いた。



「あたし、やりたい曲あるんだけど…」



モジモジしているツバキをユウリが興味深そうに見た。



「どんなのやりたいの?」



ユウリの口調は、あたしに対するものとは全く違っていた。



別人がしゃべったのかと思うほど、声のトーンも違っている。