―不可能な共存―

「あたしがドラムやろうか?」



ヤマト、ツバキ、ハル、ユウリの4人が一斉にこちらに顔を向けた。



1人を除いた3人の目が輝いている。



「なんであんたがあたしたちのバンドに入るんだよ。これって採点とかあるんじゃねぇの?あんたが入ったら誰が採点するんだよ。バカじゃねぇの」



ユウリが棘のある言い方で言った。



ユウリにキツい事を言われるのはいつも通りなはずなのに……



徳沢アラタが自宅にやってきたあの夜ユウリの姿を見かけてから、あたしはユウリの目をみることが出来なくなってしまった。



やはり、ユウリを疑ってしまっているのだろうか……