―不可能な共存―

「そうだね。ドラムの練習しないと」



そう言いながら、あたしは音楽室のドアを開けようとした。



すると、コウスケはあたしの腕をつかんだ。



「ちょっと待って。兄貴の事、もう一度話したい」



あたしはドアから手を話し、コウスケの方へと向き直った。



「うん。具体的に話し合わないとね。じゃぁ、今夜合おうか」



コウスケは驚いた顔をしている。



「どうしたの?」


「いや、なんでもないよ」


「連絡するから」