―不可能な共存―

コウスケはキレイだ。



間違いなくあたしよりも。



グリーンがかった瞳の色がキレイ。



スッと整った鼻がキレイ。



キリッとした眉がキレイ。



少し大きめの口がキレイ。



とがったのどぼとけがキレイ。



金色の髪がキレイ。



長い指がキレイ。



スラッとのびた足がキレイ。



低いけれど、優しい声がキレイ。



正直、見とれる。



なんだかコウスケが遠く感じた。



あまりにも美しいから…



「いつから?」



コウスケに見とれていたあたしは、コウスケの声に驚いた。



「へ?」


「いつからそんな事されはじめたの?」


「あたしが保健室で寝てた日…たぶんあの時からだったと思う」


「俺が兄貴の事話した日?」



あたしはうなずいた。



同時にコウスケはとても悲しそうな顔になり、そっとあたしを抱きしめた。