―不可能な共存―

「これお前の部屋か?」



アラタが恐る恐る聞いた。



「そうだよ」


「これはさすがにヤバいんじゃねえの?」


「わかってる!!」



ついアラタに八つ当たりしてしまった。



それでもアラタは怒ったりしない。



「帰り道とかあぶねぇよ」



正直、一人で帰るのは怖かった。



でもとにかく、家に帰ったらすぐにカメラを探し出して壊滅しなければいけない。



あたし一人で?



いやだ…



「送ってくよ」



アラタは何も言わなくてもあたしの気持ちをわかってくれる。



ふとコウスケの顔が頭に浮かんだ。



あの子も…



あたしの事わかってくれるんだよね…



「助かる。ついでにカメラ探しも手伝ってね」


「もちろん」