彼氏はヤクザ。




「あの時はありがとうございました。お礼、言うの忘れてしまって」





私は傷跡を指でそっと撫でた。






「……あ、あれはしょうがない」




「わかってます」





ちょっとだけ、新川 有羅の照れた顔が見えた気がした。