バチッ


と目が覚めると、隣にはいるはずの海里が居なかった!


海里?帰ったの?


…いや、違う!!


部屋を見渡すと、そこは見覚えのある部屋




本来いた、私の世界!!




何で?日食は??


何で帰ってきたの?


どうして??


頭が混乱するも、私はとりあえず日記帳を探す


環なら、書いてるはず!


でもそこには、海里いや、圭太君の載ってる雑誌…


雑誌?


1ヶ月前の記憶を辿ると、私は確かに机に置いていた…


どういう事!?


その時突然、自分の携帯が鳴り出し思わず肩が跳ね上がった!!


慌てて開くと


『おはよー

昨日の日食は良かったよね!次に日本で見られるのは46年後らしいよ(笑)
ジジババだね。
じゃあ、甲子園目指して頑張ります!』


あ、嵐山君…?


昨日の日食…って…!!


環は…


あっちの環は…どうなったの???


『ここにきて無かった』の!?


嘘…どういう事?


冷静な判断が出来ないまま携帯を握りしめ、軋む階段を降りる


「環、早いわね…」