間違いなく顔はタイプで…


親友と同じ名前で…


私は海里と出会って結ばれるために、この世界に来たんだろうか?


戻り方を知らない自分の世界にはちゃんとした彼氏が居るのに、どうして私は海里を受け入れてしまったんだろう…


軽い女なのかな〜なんて悩みながら、制服を着ていた


今日…海里は学校へ行くかな…


やっぱり、クローバーだから辞めるんだろうか…




ちょうどその時…



ピンポーン…



とチャイムがなる


時計は15分…




「あら、海里君…
環ー!海里君、来てくれたわよ〜」


海里が?


私が荷物を持って玄関へ降りると、いつもの笑顔の海里がいた…


「行こうぜ」


「うん!」


慌てて靴を履いて外へ飛び出した


海里の自転車に乗ろうとした時


「痛っっ!!」


「?何だ?」


私が内股で顔をしかめてるのを見て、海里は笑う


「あ、俺のせい?ですよね」


嬉しそうに笑う海里の腕を、力強くつねってやる


「アンタのせいだよ!」


「ごめん、ごめん!」