「…わかったよ」


私だっていつ死ぬのかわからない


今日にでもアザは出るかもしれない…


海里の頼りない瞳が、少しだけ輝いて私達はベットに横になった


海里が唇を合わせてきて、何だかもうどうしようもないくらい頭の中がパニックになっていた


部屋中に唇の音が響いて恥ずかしい


目を開ければ、きっともっと恥ずかしいから固く閉じていた


海里の手がTシャツの中に入ってきて、慌てて顔を手で隠す


「何で隠すの?」


「は、恥ずかしいから…」


「…可愛いから隠すなよ…」


そんな恥ずかしいことを言われ、余計に顔が熱くなる


心臓が早くなって死んでしまいそう…


世の中のカップルを尊敬するよ…



次第にそんな事も考えられなくなって、私は海里のリードに黙って従うしかなくなった




生まれて初めて、お互いを受け入れるという行為を知った