な、な、な!


何!?一体…


しばらく海里が去った後も呆然と立ち尽くしていた


何で?何で私にこんな事をするの?


からかってんの?


それとも…好きなの?


圭太顔が、私を!?


あ、あり得ない…あり得ない…


…でも


『帰るなよ』


って言った…。間違いなくそう言ってた


家に帰り着いてる今の私には、やっぱりそういう意味じゃなくて


それって、つまり私?にここに居て欲しいって事?


本来いるべき環じゃなくて、今の私に?


……………………


ダメ!深く考えないようにしないと…


考えてはいけない


頭の中でシグナルが鳴っている


気付いてはいけない!!


私はまた机に座って日記を書き始める


もちろんさっきの出来事は省いて


混乱する頭を、わざと考えないようにして鎮めた











この時は、この日まではまだ平和だった




明日、私の世界が変わってしまうことにまだ気がついていなかったんだから