クローバークロニクル

「え?」

どういう事!?



「見て…」

そう言って、ゆっくり襟を引っ張りながら振り向いたから、私は席を立って背中を覗きこむ


「え!!??な、何で!?」

「命を粗末にした、罰なんだよね、きっと…」

「どういう事?四つ葉じゃないの?!」

「環、クローバー専門の人に、何か聞いてない?こういう現象…」

薬師寺さん?

「聞いてない!」

あれから、ずっとずっと薬師寺さんとは会っていて、クローバーを調べるのを協力していた

今では、信じられないくらい仲が良くなっている

でも、こんな事は聞いてない!

もしかしたら、薬師寺さんも知らないかもしれない…


「もしよかったら、聞いてみてくれる?私だけじゃなくて、クラスの女子、ほとんどこうなっちゃったんだ…。よんちゃんは、もう学校にも来てなくて…
…やっぱ、死ぬのかな…私達!」


「そ、そんな…」

悲しそうに笑うきょうちゃんを見ながら、私はただただ立ち尽くしてしまった…


何でこんなことになったんだろう?

本当に罰が当たったのだろうか?



四つ葉が、三つ葉になるなんて!!!