「そ、そんな…」


「ど、どうしたの?お母さん…?」


「お父さん!こんな事って…」


「どうしたんだ!?」


お父さんは私の肩を見て、お母さんと同じ表情を作った


「そ…、そんな!こんな話は聞いたことがない!」


「何!?なんなの??」


お父さんは、信じられない!と口に手をあてながら私の瞳を見つめる





そして


わたしがこの世界で本当に必要とされているのか、信じられなくなってしまう事実をその口から聞いてしまうことになる




「環…、クローバーだ」


「わ、私が??」


妊娠したばかりなのに…


「産むまで、生きられるかな…」


生きた証…遺せるのかな…


そんなわずかな希望まで、私はむしり取られてしまう


「環…、ただのクローバーじゃないんだ」


「え?」


その言葉に、海里まで立ち上がって私の傍に駆け寄る













「環、四つ葉なんだ!!」



え…?