Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





「葉山さ〜ん
まぢで気にする事なぃですょ〜」




厨房の奥


一応謝って、おじぎしたけど
走ってすぐに、逃げて来ちゃった…


こわかった… だって


お母さん以外の大人の人から
あんな風に
怒鳴られた事なかったし…


まだ、心臓 バクバクする…




「葉山ちゃーん
マジで気にする事ないぞ
お前注文、ちゃんと取ってたし」


「え…」


「つか村田さぁん
店長どこ行ったんですかぁ?
ぁたし奴にボールペン
こなぃだ貸したんですけどぉ」


「何、どうしたんだよ」


「ぁれお気になんですょ〜
それで〜なんか
ペン回しの練習するとかって〜」




笑い声



「葉山ちゃん
落ち着くまで、少し座ってな
井上来たし 大丈夫だから」


「… すいませ…」




厨房から 調理する音…




武藤、聞こえてただろうな…

さっきまではしゃいでたから
余計に気まずいよ…




―――… あ