「ごめんね、朝ごはん出来たよ」
「う、うん…ありが と…」
電車に乗って、マキちゃんち
東向きの窓からは
まだ少し 黄色い朝日がさしてて眩しい
私が、ずっと下を向いていたら
コーンスープをかきまぜながら
マキちゃんが不思議そうに、顔をあげた
「どしたの?」
「え…あ、だって
こんな風にとか、初だし…」
「あはは!
…うん
や、こないださ!
ユカんち電話した時
お母さん、心配してたから」
「――― あ…」
「前と、逆だね」
「え…」
「あれは夏で…
うちらまだ、制服着てたけど…――」
「… 最近、帰り…遅かったりとか…」
「うん」
「確かに友達関係もあったけど
学祭あったりとかさ
ちゃんと理由あったし…
でもなんか…
ちょっと、ケンカっていうか…」
「まだ喧嘩してるの?」
「あ、ううん…!
…ケンカって言っても
私が怒ったっていうか怒鳴って…
別に次の日からは、普通だったし…
まだ、ちょっと気まずいけど…」
「そっか」
「…うん
なんかゴメン…心配かけて…」
「ううん!
さっきも言ったけど
私も前、だいぶユカんち
おばさんにも、迷惑かけたから…
でもユカは心配するような事
私が知る限りありません
もっと信用して下さいって言っちゃった」
「マキちゃん…」
「――― うちのお母さんもね
だいぶ、変わって来た」
「おばさん…?」


