Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





本番まで、一ヶ月を切った ―――


でもなんか…


ぜんぜん現実感?っていうか


そういうのがないのはなぜなんだろ…




明け方


低く響く ベースの音と一緒に


始発の電車、走る音 ――――…




「――― んじゃね〜!おやすみ〜っ!」

「みんなおやすみ〜!」

「おやすみなさ〜い!」

「あっ!ちょっと待って!
トイレだけ行っとくぅ〜!」


「ユカ」


「あ、マキちゃん!」


「これからちょっと、時間ある?」


「え…
う…うん!!」