Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





「―――… え
このイラスト、描いた人?!」


「うん
一応、売り物にするわけだから
勝手に使うとヤバイかなあって…」


「あ〜!そっかぁ…!
シノちゃんの知り合いが
これ、描いてくれたって」


「一応”銘”は入ってるんだけどね
――― ほら、右下の端、はんこっぽく
四角の中に”青”って」




ユリちゃんが小声で、私に聞いた




「… 青って〜…もしかして青山さん?」


「い?!そ…っ
それは絶っっ対ないと思う…!」


「え〜…なんで?
なんでもソツなくやりそうじゃな〜い」


「い…一度描いた絵
見たことあるから…」


「そ…そうなんだ…?」


「う、うん…はははは」




どんな感じかは説明しなかったけど
ユリちゃんは私の様子で
わかってくれたらしい…




「シノちゃんとこ〜
メールして聞いてみよっか〜」


「うん!!」


「よろしく〜!」




シノからのメールは
すぐに返って来た




「”名前んとこだけ消さなかったら
自由に使っていい”って
言ってたって〜!」


「おお〜〜!」




「季節モノの絵柄じゃないし
いろいろと使えていいかもね」


「季節モノ?」


「うん
例えば桜とか、アジサイ…
モミジとか雪とか!」


「あ〜!そっかぁ!」


「――― ん!
そろそろミスコン始まる!!」


「あっ!!見たぁ〜い!」


「いこいこ!!
… 葉山さん?」


「――― あ…!!」




「メール?」


「う、うん
先に 行ってて」


「わかったぁ
桑島さん!行こ〜」


「うん!
前のほう行くかもだから
わかんなかったら電話して」


「うん」




メール


―――― 武藤からだ






Re:

ごめん!寝てた