「なんか〜
自分ブランドやりたいって
話してたから〜」
「――― や……!!
た、確かにさあ
実は何ヶ月かにいっぺん
フリマでひとりで売ってたりするけど…
―――… ライヴハウスとか
かなり嬉しいけど…!」
「そんなこと言ったら
私たちも思いきりアマチュアだし〜…
うちらとのコラボ〜
嫌じゃなかったらだけど…」
「い…嫌じゃないよ…!!
―――… い、いいのかなあ…?!」
「全っ然いいと思う!!
マキちゃんとシノちゃんにも〜
もう”もしかしたら”って話してあるし」
「ユリちゃん、仕事はやっ!!
てゆーか私、いま聞いたし!」
「ユカは絶対
賛成するのわかってたも〜ん」
「え〜〜〜〜〜」
「あはははは」
「え…ヤバイよヤバイよ?!
私にこんなことさせたら
やりたいこと、たくさんあるし…!」
「やろうよ〜!一緒に!」
ちいさく”うん”って
うなずいた桑島さんは
ずっと
小学生の時から持ってた夢を
話はじめた…
自分は着るのも好きだけど
”これはどうやって作るんだろう”って
そっちのほうが気になったこと
最初は手さげとか
市販の型紙、買って作ってたけど
決まった形しかないし、高いしで
そのうち自分で、作り始めたこと
中学で初めて
タイトスカートを作ることになって
友達は皆、花柄とかカワイイ布を選んで
自分は黒にしたら、変って言われたこと
「でも、出来上がったら
皆のは なんかこう…
普段はけない感じになったの!」
「―――… あああ!柄だから〜?!!」
「そ!
やっぱり私が正解だった!って!
高笑いしたね!!」
「あはは!」
「…私もドーナツ柄の買ったあ…
ユリちゃんは〜?」
「ハーフパンツ!
チェックにしたも〜ん」
「シノもそうだった…
フツーにはけてた…」
「あははは!」
そして ――――


