一斉に帰る お客さんの波の中
腕章をつけた、向井さんの姿を見つけた
「向井さ ―――…!!」
だけど
名前を呼んで、あげた右手を
私たちは二人は すぐに降ろしてしまった…
向井さんだけじゃない
私が知ってる、いくつもの顔は
お客さんの誘導に 必死だったから ―――
すぐにステージの解体が始まって
部外者はそばに近づけなかったから
ずっと、近くのカフェで待ってた
「あ」
「あ
――― ぁあっ…!!
今ジュース買ってる人!
昨日っ、あの人いたよねっ?!!」
「うんうん!!いたっ!!」
カウンターのとこに
ヨレヨレになった、実行の人発見!
「あ、真木さんなら 駐車場に…」
「駐車場っっ?!?!」
「…ヤバイ!!ユカ!行こっ!!」


