Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





それから
トモちゃんはタケシさんに
私は武藤に、ケータイかけて ―――




『あ、葉山〜?』


「――― む、武藤ごめん…っ!!」




タケシさんと武藤は
二人で、ダーツバーにいた


『今タケシさんに、少し話聞いた
学祭、なんかトラブったんだって?』


「う…うん…ごめん」


『どうする?来る?
それともこれから迎えに行こうか?』


「あ…まだ、えと
それに一回たぶん、大学戻るから…」




『そっかぁ
んじゃ家着いたらさ〜電話して
俺、起きてるからさ
あ…ごめん!充電切れ』


「え…
大丈夫だよ?!武と…!」




ケータイ、切れた…




「――― どうしたの?葉山さん
カレシ怒ってた?!」


「お、怒ってないけど
… トモちゃんは?!」


「うちは長いし、全然
向こうも急に友達とかと
出かける時あるし」


「そ、そっかぁ」


「お互い違う人間なんだし
それは全然アリでしょ

あ、とりあえず一回、大学戻ろう
ていうか…すっごい渋滞なって来た…」