Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





「――― ちょ…ユカ!!!
ホントにアズ呼ぶの〜?!」




「………」






どうしよう





マジでどうしよう






「皆に待ってくれって言ったきり
もう30分だよ?それに…」


「―――… わ、わかってるの!!」


「ユカ…」






「ぜ…全然連絡してないのに
困った時ばっか頼んで…


―――… でもやだったの!!ああいうの!


皆でやってるんじゃん?!
誰かひとりのせいとかじゃないじゃん!」





「… わかるけど!!

ユカの気持ちもわかるし
あんなことあって〜…
皆がショックなキモチもわかるし…

でも私が言ってるのは〜…
アズと今、連絡取れるかって事だよ!」




「―――… あ」




「普段はほぼニューヨークだし…
もし日本にいたとしても
仕事中かもしれないよ?」




「…考えてなかった」


「本気にしてない人もいたし
今緊急事態だから、雰囲気ヤバイし〜…
かけるにしても、早くしないと…」






なんでかわかんないけど
体中、ガタガタ震えてる




「…ユカ、私がしようか?」


「ユリ…ちゃ
連絡、したこ、ある?」




「うん
でも最近は私も
メールばっかりだけど」


「ど、んなメール?」


「フツーの
テレビ見ながらとか…」



「―――……」







ケータイ、ひらいて


青山さんの下


電話帳 押した