Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





お城の外へ
自由に出られない彼女にとって
それはとてもとても
楽しい時間のひとつになりました




『あははは!
え〜〜っ?!
それでそれで?!』


『それでその魔法使いは
でかいドラゴン出して来てさ』


『まあ…!ドラゴン?!
わたくし、見たことないわ!』


『奴らは谷にいるからな
―――おっと!
じゃあ続きはまた!夜が明けてしまう!』




『…… 魔法使い!!また来てね!』


『今度は、その谷に咲いてる花
持って来てやるよ!!』


『ムリはしないで…!
あなたは新米なんだから…!!』




まだ薄暗い空
バルコニー