十二時の鐘 ―――
『… やった!やったわ…!
あれは惚れた目よ!!
ゲットしてやったわ…!!』
『高笑いしてないで走れ!!
鐘が鳴り終わる前に
森を抜けて家につかないと…
――― あれ?!お前、クツは?!』
『片方
わざと脱いで来ましたの!!』
『なんで!!!』
『だって手掛かりがなかったら
探しようがないでしょう?!
来るわ!あの男は来るわ…!!』
――― 顔と似合わない
そのシンデレラの策略に
驚いてしまった魔法使い
無事、家にたどり着いて数日後
シンデレラの予想通り
お城からの使者がやって来ました
『―――… ピッタリだ!!』
『キーッ!!くやしい〜ッ!!』
『シ…シンデレラ…まさか
お、おまえがあの時の
美しい姫だっていうの…?』
『あーっはっはっは!
あーっはっはっはっは!!』
暗転 ―――


