Turquoise Blue Ⅲ 〜好きな人の名前〜





「――― これ!さし入れ!」


「ありがとう〜!」


「今日はごめんな!
機材、運べなくてさ」


「ううん〜!
マキちゃんちに預けてたし
皆で運んだから全然大丈夫〜」


「そっか
あ、二番目だっけ やるの」


「そうそう!
一番目が”スージー”さんで
トリが”ティアドロップ”さん」


「負けんなよ〜
応援してるから!」


「大丈夫!
あたしが一番カワイイから!」


「あははは!自分で言う?!」


「い〜のっ!」


「そういえば誰か
対バンの人たち見たぁ?」


「ううん、見てない〜」


「うちら外でちゃったし…」


「あ、私
腕章貰う時 挨拶したよ」


「タカコ
どんな感じだった?!」




「えっと…
”緊張しますね〜”って話して…
”どれくらいやってますか?”とか
私達と歳は変わらない感じだった」


「やっぱり皆
緊張してるんだね〜」


「そりゃあね〜」


「あ!そろそろオープンじゃない?」


「うん!準備する〜!」


「――― ユリ、準備って何すんだ?」


「受付横に机出して〜CD売るの〜」


「物販かあ!」


「あは!うんうん!」


「皆で行こうか
友達も何人か、今回も来てくれてるし」


「対バンの人たち居たら
挨拶もしよう」


「うん!行こ〜行こ〜!」






私たちは 緊張もしてたけど
やっぱり、ワクワクしてて…


山下くんとか、友達も来てくれたり
挨拶したり、かなり忙しかった




――― だから




少しだけ感じてた違和感が『何か』って


スタート時間になるまで
全然 気がつかなかったんだ…