ファーストフードに入って
アイスティーを頼んだ
午後の空は晴れ
それだけで少し、ホッとする
皆 あんまり話さなくて
ケータイいじったり
隣の席から聞こえて来る
女の子たちのコイバナを
なんか ずっと聞いてた
「――― そろそろ戻ろうか」
「うん…
え!もうこんな時間っ?!」
「うわ、ホントだ…!」
「結構いたんだね!うちら!」
「だって隣の席、二回人変わったよ〜」
「き、気付かなかった…
あれ?トレーここでいいの?」
「うん!コップ貸して〜
一緒に捨てる〜」
「ありがと〜!」
オレンジ色になった空
センター街の道には、女の子たちの波
「伝わるといいなぁ…あたしの歌」
「絶対伝わる!」
「ヒカルの詞、素直で好きだよ〜」
「あは!嬉しいかもぉ」
「… 頑張ろう!」
「――― うん!!」
本番、一時間前
武藤が来た


